不動産売却・賃貸営業マンの仕事
マンション売却や不動産賃貸を主に行う現役の不動産営業マンの仕事をまとめました。
職業/年齢
不動産賃貸営業/25歳
勤めて何年?
3年目
給料について(総支給、手取り、賞与など)
手取り18万円 賞与は給料1ヶ月分
不動産売却・賃貸の営業に就いたきっかけ
一人暮らしをする際に、家を案内してくれた不動産屋さんに憧れました。
その思いから、「自分も同じ仕事がしたい!!」と思い、就職しました。
不動産会社の営業マンになるには?必要な資格は?」
不動産と言えば「宅地建物取引士」この資格なくして物件は扱えません。
他には、運転免許証が必要ですね。
賃貸物件を探す際には、お客様を車に乗せてご案内することがあります。
仕事内容
- 家を借りたいお客様への賃貸物件の提案、追客、物件案内、契約。
- 契約書作成等の事務処理
- 家主様へ訪問、修繕提案。
- 新しい物件仕入れ、写真撮影
仕事のやりがい
お客様と家主様に「ありがとう」と感謝されると、人の役に立ったとやりがいを感じますね。
自分が案内した物件を気に入ってくれて、契約を決めて頂き感謝されると「次もしっかり契約を決めていこう!」と思います。
何よりお客様に喜んでもらえると、私自身も笑顔で働けます。
また、家主様へ「お部屋の修繕提案」や「どうしたら、部屋が全て埋まるのか?」を提案します。
二人三脚で満室を目指して、達成した時にお礼を言われると単純に嬉しいですね。
こういった経験を積むと、「他の家主様のところも満室にするぞ!!」とやる気が出るし、人の役に立っていると実感します。
また、不動産業界は「歩合給」がほとんどだと思います。
自分の成績次第では賞与の金額が上がるので、金銭的なやりがいも感じますね。
仕事の大変なところ
結論から言うと、「近隣トラブルのクレーム対応」が1番大変です。
クレーム対象である部屋の近所から「うるさい!!」と言われると、まずはクレームを入れた人に事情を伺います。
その後、隣の人や上の階の人に事情を聞きに行き、クレームの原因である方へ連絡をとります。
BUT 素直に謝る方もいれば「その時間は家にいなかった」などと言われる場合も…。なかには、怒鳴ってくる方もいます。
そうなると、安易に注意することも出来ません。長期戦になりがちです。
対応する際には、言葉のひとつひとつに気をつけなければなりませんので、精神的に参ってしまうことがあります。
また、近隣の方の「ゴミ出し」はクレームの元になることが多いです。
「今日は、燃えるゴミの日じゃないのに燃えるゴミが出ている。不動産屋で引き取ってくれないか。」と言う方もいるんです。
こちらから「それは出来ない。」と言ってしまえば、Moreover クレームになるパターンもありますからね。大変な事案です。
クレームを入れる方の中には、「ゴミを出した人を見つけろ!!」と言う方もいますし、実際に事務所に持ってくる方もいます。驚きですよね。
もちろん、全世帯にチラシとして注意の紙を配るのですが、それを見た方の逆鱗に触れてしまうことも…。
常に相手を「怒らせてしまわないか?」という気遣いは、疲れてしまいますね。
また、ゴミトラブルは様々なケースがあり、最近ではゴミ屋敷と言われる部屋もあります。
私が実際に一番驚いたのは、天井に着きそうなくらいまでゴミが山積みになっていたこと。
そこは、ドアを開けたら足を入れるスペースもない。
Moreover ゴミの雪崩で異臭が立ち込める壮絶な部屋…。
この部屋は、近所住民から「異臭がする」とのクレームで発覚しました。とてつもない激臭ですから、近所の方にも大変迷惑をかけていたことでしょう。
その後、部屋の住人に「早急に対応をお願いします」と言うと、「馬鹿野郎!!」と大きな声で罵声を浴びせられました…。
私達にとっては、ゴミに見えてもお客様にとっては大切なものなんです。相手もなかなか引き下がってくれません。
BUT そうはいっても何とかしてもらわなければクレームは膨らむばかりです。
こちらから「一緒に片付けます!」と提案しても、お断りされてしまうことがほとんどですし、暴力的な恐怖を感じることもあります。
そういった場合には、家主様に報告し、片付けられなければ退去ということになりますが…。
BUT 実際には強制退去勧告をしても意見を聞かない人もいますからね。こういったクレームは精神面で疲弊してしまいます。
こんな人は向いているかも
人と話をすることが好きな人。また、コミュニケーション能力が高い人は向いていると言えます。
来店する方は、若い人からお年寄りまでさまざまな年代の方がいます。
特に家主様のほとんどがおじいちゃんやおばあちゃんですので、「高齢の方とお話しするのも大丈夫!!」という方は、とても向いていると思いますね。
また、車の運転技術が高い方もおすすめですね。
私達不動産屋は、お客様を車に乗せて案内することがほとんどですので、お客様に何かあってはなりません。
乗っているお客様にも不安な気持ちが伝わらないように、どんな道でも覚えていて、しっかり運転出来る人に向いています。
仕事の将来性
不動産賃貸営業の将来性は、「これから先にある」と感じています。
理由としては、現在では
家を建てる人
マンションを購入する人
など、持ち家を持つ人がどんどん減ってきています。
多くの方はローンが通らない場合が多く、結果的に賃貸に決めてしまう方が増えてきています。
そのため、これからも賃貸物件は需要が絶えなしでしょう。
ただ、家主様のほとんどは高齢者です。
これから相続して行く人が若い人に変わらなければ難しい可能性もあります。
家主様の子が物件の相続をしない場合もかなり増えています。
売りに出されてもなかなか買い手がつかないこともありますので、この問題が解決されたら確実に将来性が上がるでしょう。
現在は、空き家を賃貸物件として不動産屋が購入し、貸し出しをするパターンもありますからね。
これから先、空き家バンクだけではなく、不動産屋も空き家利用はたくさん出てきています。不動産屋側で修繕し、格安で提供するといった流れにもなってきていますから、この業界はまだまだ伸びるのではないでしょうか。
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